So-net無料ブログ作成
検索選択

新連載 [日記のような小説]

やがてみずきを背負って戻ってきた翠は
“みずきちゃんが眠いのね、だから、私も寝ます”
そいうと皆におやすみなさいといって合宿所へ行ってしまった。
「すっかりお姉ちゃんになって、手のかからない娘ね」
恵里子はこぼれるような笑みを湛えていた。
「ママ、翠に我侭を言わせてはダメよ」
「はい、わかっております、あなたは安心してお嫁に行きなさい」
「なんだか厄介払いみたい」
「そんなことはありませんよ、花嫁の母として涙をこらえるのが精一杯」
「ママは裁判に強いわけね」
「そろそろでかけようか」
耕平が立ち上がった。
聡子はテーブルを片づけると盆を持って返却口へ向った、そこに明美を見付け声を掛けた。
「美味しかったわ、ご馳走さま」
「お口に合いましたか?」
「ええ、花まる」
「半分は翠が作ったんですよ」
「味付けでわかった」
「そうですね」
明美はちょっと躊躇ってから、聡子を脇へ誘った。
「なあに」
「翠の事です」
「あの娘どうかしたの?」
「寂しがってます、本当は」
「わかってるつもりだけど・・・」
「お姉ちゃんと離れたことがないでしょう、だから、どうなるのか不安でしょうが無くて・・・」
「翠の力になってあげて、明美さん、何時かは経験しなければいけないことだもの、乗り越えて欲しいわ」
「私たちに出来るでしょうか?」
「友達なら出来るわよ、ね、いやまって、そうじゃないか、友達にしか出来ないかもよ」
「凄いプレッシャー」


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

メッセージを送る

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。

×

この広告は1年以上新しい記事の更新がないブログに表示されております。